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山中湖ハイキングコース 完全制覇への道

富士山麓の中で、最も美しい散歩道の一つとして多くの方々に愛されている「山中湖ハイキングコース」は、富士山や山中湖を望む絶景スポットをはじめ、春の新緑から秋の紅葉ま多くの見どころ満載の人気コースで毎年老若男女問わず多くの方が訪れます。山中湖周辺のコースは大きく分けると「三国山・パノラマ台ハイキングコース」「高指山・明神山ハイキングコース」「石割山ハイキングコース」「大平山ハイキングコース」の4つに分けられ、自然を壊すことなく整備された最大高低差430mの初心者〜中級者まで十分楽しめるハイキングコースです。
4つのルートを制覇して、知られざる絶景スポットから伝説のパワースポットまで、大自然を満喫しよう!

山中湖の自然 | 山中湖ハイキングコース「完全制覇への道」

日本三大野鳥生息地ともいわれ、その種類は約170種!

山中湖周辺は日本三大野鳥生息地ともいわれ、野鳥の生息数・種数ともに豊富なことで知られています。
目視や囀り、地鳴きによる種の確認と、東京大学富士演習林での過去の調査記録および各種文献調査によって総合的に判断すると、山中湖村内で生息する野鳥の種類は170種におよびます。   これほど多くの種が見られる理由として、山中湖を繁殖地とする夏鳥、越冬を目的とする冬鳥と富士山の高標高地域からの標鳥、春と秋に渡りの途中に短期間滞在する旅鳥、村内で一年中見られる留鳥など、山中湖が四季を通じて豊かな野鳥相に恵まれていることがあげられます。また、湖畔を採餌や営巣の場として利用するガンカモやクイナ類や、森林環境を好むケラ類と呼ばれるキツツキ科とキビタキ・オオルリ・クロツグミやアカハラなどのヒタキ科の鳥相、ホオアカやノビタキ・オオジシギなど草原性の鳥相が見られることは、村内の多様な生息環境の存在を示唆しています。
シジュウカラ オオハクチョウ キレンジャク
シジュウカラ コハクチョウ キレンジャク

山梨県レッドデータ植物のうち山中湖だけに分布する種が20種類以上!

寒冷で田園地帯を持たない山中湖村では爬虫類・両生類はともに多くありません。 昆虫類では全国各地で失われつつある人為草原に依存する多くの種類の蝶を確認できます。またその中には、絶滅危惧種としてレッドデータブックに記載されている種も少なくありません。
ヒメシャラ フジアザミ ヒオウギ
ヒメシャラ フジアザミ ヒオウギ

野生動物も多く、12科24属25種を確認!

生活痕(糞・食痕・足跡・営巣跡など)の調査では、12科24属25種を確認していますが、特筆すべきはホンドキツネやニホンアナグマ・ニホンイタチ・ニホンジカ・イノシシなどの大・中型の哺乳動物が、湖畔やその周辺の人間の生活区域にまで頻繁に出没しており、生活痕を村内のいたるところで確認できることです。その理由として山中湖村では、本来野生動物と人間との生活空間を隔てる緩衝地帯(バッファゾーン)となっている、いわゆる里山的空間が存在せず、別荘地が双方をつなぐ回廊的役割を果たしていることがあげられます。 また、湖畔を中心に残されてきたブナやケヤキなどの巨樹は、コウモリ類やムササビなどに格好の住処として利用されており、多くの生活痕を見ることができます。
ニホンジカ イノシシ ムササビ
ニホンジカ イノシシ ムササビ